梅に鶯

梅に鶯。相性のいいものの例えです。
ここに1枚の絵があります。見て下さい。
花札に描かれている梅とウグイスです。

そしてついでに次の写真も見て下さい。
どうみても、この写真ウグイスに見えますよね?
しかし実はこの鳥、メジロという鳥なのです。

本当のウグイスはこちらです。どちらかというとスズメに近いです。調べてみるとウグイスはスズメ目ウグイス科ウグイス属になり、完全にスズメの仲間ということになります。

確かに梅を見に行ったときに、ウグイスの鳴き声も聞こえましたが、梅の近くにいたのはメジロでした。ウグイスは警戒心が強くてなかなか人の近くには寄ってこないらしいです。
これはいつも梅を見に来るであろう人たちの「メジロがいっぱい来とるな」っていう会話からわかったものです。この事実を知った時、ちょっと愕然としました。
そうするとウグイス色とかうぐいすまんじゅうとか全部間違っていることになりますよね?

もう一つびっくりすることがありました。
アジサイの花に見えるところは実は「がく」だったのです。
アジサイを見に行ってその後、興味を持って調べたことからわかったことでした。
しかもアジサイには大きく分けて2つのタイプがあることもわかりました。

一つは、てまり状の本アジサイ。

2つ目は、ガクアジサイと呼ばれるタイプ。

ガクアジサイでは特にこの花びらに見える「装飾花」に目が行ってしまいますが、装飾花にあるめしべは退化して実を結ばず、
真ん中にある両性花と呼ばれる部分が実を結ぶ「真花」と呼ばれる部分だったのです。
興味をもっていろいろ観察したり、調べたりすることは、理科を勉強するうえでとても大事なことです。
きっといろいろおもしろい発見があるはずですよ。

進学塾オネスト鈴鹿校
中根 眞澄