お疲れ様!オネスト20期生!(鈴鹿校 村田)

3月17日(月)AM9:30 後期選抜合格発表  

今年もたくさんのオネスト生が第一志望の高校に合格してくれました。子どもたちが最後の最後で発揮する底力はものすごいものがあります。「少しきついかな~?」「五分五分やな~?」という生徒も結構いましたが、ラストスパートを見事に決めて合格を勝ち取ってくれました。オネスト20期生を誇りに思います。

しかし、「オネスト生第一志望校全員合格」を目標に掲げ子どもたちを徹底的に鍛え上げましたが、今年も私の願いは受験の神様に届きませんでした。オネストを信頼して預けていただいた保護者の方、私たちを信じてついてきてくれた子どもたちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。「もっとあの子たちに何かしてあげられたのではないか?」現在自分の無力さを痛感し猛省しています。でも、成功しようが失敗しようが自分を信じて自分の信念のもとで高校受験の壁に立ち向かった経験はきっと君たちの宝物になっているはずです。

この20期生の子どもたちとは、中1・2の2年間は教科担当をしていませんでしたので、ほとんど接点がありませんでした。中3の4月より新しく数学の担当をすることになり、顔と名前の一致、クラブや習い事の状況、現在の志望校、性格、子どもたちまたは保護者の方々との信頼関係の構築などなど、中3担当リーダーとしてするべきことはたくさんありました。でも、進学塾オネスト月刊誌「おねとぴ」の「オネスト鈴鹿校日記」でも綴りましたが、数学の点数が全国平均マイナスからのスタートでしたので、とにかくこの学年の子どもたちに対しては教科指導の徹底が私の最優先事項でした。わかりやすく楽しい授業を心掛け、数学を少しでも好きになってもらいつつ、補講や呼び出しなどサポート体制を強化し、何とかして数学の点数UPに尽力しました。一筋縄ではいかない個性的な子どもたちやスロースターターの子どもたちも多く・・・。かなり手こずりました。理不尽な要求を多々させてもらいましたが、徐々に目に見える形で数学の成績が上がっていきました。それと並行して子どもたちとの信頼関係も少しずつ築けていったような気がします。過去の先輩たちの数学の偏差値と比べると突出して良いものは出せなかったかもしれませんが、伸び率は今までの講師人生の中でもトップクラスに入る学年でした。特に夏休み以降は私自身にも手に取るように子どもたちの数学が伸びていることを実感できました。その時の授業や補講はとてもとても楽しかったです。子どもたちも同じ気持ちでいてくれていたのではないかと信じています。気のせいかもしれませんが…(笑)子どもたちの真剣に取り組む目や姿勢を見て、今まで自分がしてきたことへの手応えを十二分に感じることができました。数学の指導を通して、本気で努力したことは決して裏切らないこと、頑張った分さぼった分すべてがいろいろな形で自分に返ってくること、たとえ失敗してもくさらず自分の感情をコントロールすることなどなどたくさんのことを伝えたつもりです。自分が行きたいと決めた高校に向かって最後まで自分の決断を信じて頑張り抜いたことは、結果が成功しようが失敗しようが必ず君たちの財産になります。今後高校生活やその先の人生でつまずくことや道に迷うことがあるでしょう。その時は高校受験で大きく成長した自分たちの姿をぜひ思い出してください。15歳で経験したことがきっと君たちをもう一度奮い立たせてくれます。そしてさらなる飛躍の一歩を踏み出す活力を与えてくれるでしょう。正直君たちの卒業は非常に別れ惜しいです。もっともっとオネストで同じ時間を過ごしたかったです。でも、節目となる20期生のみなさんの教科指導ができてとても素敵な経験ができました。よかったです。ありがとうございました。

進学塾オネスト 鈴鹿校 村田 泰洋